本日、4月20日に新刊『みつけてくれる？』が、あかね書房さんより発売されます。

下の子が生まれてお姉ちゃんになる主人公、はなちゃんの揺れる心情をテーマにした絵本です。

私は四人姉妹の長女で、それぞれ2歳、4歳、8歳、年の離れた妹がいます。

お姉ちゃんになった私は、妹の世話を焼きたくて仕方がなかったようで、

何かにつけて、「お姉ちゃんがやってあげる！」と言って

次女を追い掛け回す様子がホームビデオに記録されています。

それでも母の妊娠中や、出産前後に祖父母の家で母と赤ちゃんの帰りを待つ間は、

なんとなく漠然とした不安や戸惑いを抱えていたことを覚えています。

当時のちいさなちいさな私にとって、大きく広く森のようだった祖父母の庭。

一緒に過ごした猫や犬、鳥や虫たち、それに草花。（実際には兎も。）

この絵本は、そんな現実と非現実の狭間をゆらゆらと漂っていた幼少の頃の感覚を集めて描きました。

編集者さんと何度もやりとりを重ねながらモロッコで制作を行い、1月の一時帰国の際に原画をお渡しして、

関係者の皆様の多大なるお力添えにより、この日を迎えることができました！！

本当に本当にどうもありがとうございます！

ヤッター！

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