本日、10月28日に岩崎書店さんより新刊『ゆきのようせい』が発売されました!
この絵本の主人公は、主に北国で秋の終わり頃にあわられる、
白い綿をまとった、とても小さな虫。
空中をふわりふわりと飛び、その姿が雪のようなので「ゆきむし」と呼ばれています。
正式な名前は「トドノネオオワタムシ」
北海道で生まれ育った私は、
毎年寒くなってきた頃に雪虫を見つけると
「あぁ、冬が来るんだなぁ」と思ったものでした。
北海道に住む家族によると、
今年も10月に入った頃から雪虫が飛び始めているそう。
そんなやりとりをしているまに先日初雪が降りました。
写真家の石黒誠さんに監修していただき、
デザインは椎名麻美さんが手掛けてくださりました。
担当してくださった編集者さんも北海道出身、
デザイナーの椎名さんも生まれは北海道の東北育ちということで、
雪虫に馴染みのある皆さまとこの絵本を作ることができ、
ますます嬉しくなりました。
雪虫に親しみのある人にも、彼らのことを初めて知る人にも、
静かな季節の移ろいを感じながら、楽しんでいただけたら嬉しいです。
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